ザラバ中は,とにかくアルゴ(アルゴリズム取引)に好かれまくる.
これでもか,これでもかってくらいに人の指値に付きまとい,おらおら早くポジション取れよと言わんばかりの雰囲気を板気配で演出したりする.
そんな気配にのせられて買い板先頭に買指を出そうものなら,さらにその上に買い板をしつこく積んできたり,利食いの指値を出した途端になぜかそこまで来なかったりと,とにかく人の邪魔ばかりしまくるアルゴ.
こいつ絶対許さねーと思っても,アルゴに真っ向勝負を挑んでもまず勝ち目はなく,おとなしくしているに限るとばかりに様子見を決め込む.
そうすると,なぜかするすると上がったりするから,本当に腹立たしい.
だったら,買えよと思うかもしれないが,買うと,そのときだけなぜか下がる.
ほんとに下がる.
どうせ下がるんだろと思いながら,日々買ってはいるものの,買うと,ほんとに下がるから,もう笑うしかない.
そんな経験を星の数ほど重ねると,さすがにだんだん騙されなくなってくるが,何もできないうちにザラバが終わることもしばしば.
そんな日は最初から
「今日はチャンスないよって言えよ!」
と叫びたくなる.
「アルゴなんて,大っ嫌い!」